おかげさまでObsidianの入門書をKindle本として出版するところまで漕ぎ着けられました!
Twitterなどで応援していただいた皆様、本当にありがとうございます。ご意見、ご感想など何でもお待ちしてます。読後に評価の星をポチッとしていただくだけでもかまいません。
もちろんこういった書評記事も大歓迎です! 今後見つけた折には、できるだけ紹介させていただきます。
さて今回は出版後初ブログということで、この本に書こうかどうしようか迷った挙句、収録しなかった (できなかった) 話題、逆に収録する予定が無かったけれど、最終的に追加したトピック、あとは今後のことについて、軽くリハビリ程度にお話ししておこうと思います。
モバイルアプリ関連の話題
最終的に収録できなかった話題、はじめはモバイルアプリ関連。
これ最初は入れたかったんですよね……特にパソコンとモバイルのデータ同期に関する話題は需要も多いだろうということで、初期の構想には入っていました。
ただ本の趣旨とは若干ズレてしまうのと、全体の分量が当初の予定よりかなり多くなってしまったので、泣く泣く外すことに。ブログでも過去に一度触れているので、気になる方はとりあえずこちらをご照覧あれ。
ただ今後、さらに内容をアップデートした記事を書きたい気持ちはあります。
外部アプリの話題
Scrapbox、Notion、postalk、じわじわ認知度が上がってきたLogseq (ログシーク) などについても触れるつもりではいましたが、これも断念。どうしても浅い紹介記事になってしまうので、本書でそれをやるべきではないという判断を下しました。
Logseqは簡単に言うとObsidianと同様「ローカルファイルを扱うアウトライナー」で、僕も何ヶ月か前に使っていた時期があります。そのときはObsidianのVaultを共有できるのが強みだと感じていたんですが、どうも違うなと。
共有するくらいならどちらか1つでいいし、むしろObsidianとは全く別の用途で利用する方が良い気がしています。
ローカルファイルを扱うというのも当然デメリットはあって、個人的には今のところ、Logseqを積極的に扱う予定はありません。ただ面白いアプリではあるので、触れたことが無い方は一度使ってみてもいいんじゃないかな。
非公式の日本語マニュアルもリリースされています。ヒンナ、ヒンナ。
グラフビューの話題
逆に最後の最後、締切り3, 4日前に追加したのがグラフビュー。
書いた内容自体は以前から頭の中に存在していましたが、個人的には「そうは言っても、活用できているとは言い難い」というのがギリギリまで追加しなかった理由です。まあでも、あの表紙でグラフビュー1つも出てこないのはどうなの?というモヤモヤはずっとあったので……。
「グラフビュー、めちゃくちゃ便利に使ってるよ!」って方、ぜひ教えてください。割とマジで。
今後やりたいこと
次に今後予定している記事や、なんとなくやりたいことについて。大きく分けて3つありますが、最後のは実際にやるかどうかまだわかりません。あくまでアイデアの段階なので、その点はご理解ください。
Kindle本出版に関する記事
本一冊執筆してしまうと、それについて書きたいこと、記録として残しておきたいことも色々と出てくるので、Kindle本出版に関する記事はこれからいくつかブログに書こうかなと思っています。執筆に使用したアプリや関連書籍についての話題ですね。
プラグイン全集を再編成
2つ目がこの記事ですよ。この記事。
Obsidianのコミュニティプラグインをとりあえず使えるようにするには、このくらいの解説があればいいでしょという気持ちで作ったページですが、何しろ数が多い。そして数が多くなるとどうなるかといえば、
くっっそ重い。
予想以上にページへのアクセスが重すぎる。手元にはあと80ほどプラグインの資料があるんですが、追加しようにもできないほど重い。ぶっちゃけしようと思えばできるけど、気が重い。これは何とかしなければ。ってことで再編成を考えております。
具体的には上記ページをインデックスとして、系統ごとにページを分けるという感じ。とはいえ優先度は少し低めなので、気長にお待ちください。
中期的に考えているプロジェクト
最後に「やるかどうか微妙だけど、やってみたいこと」として挙げておきたいのが、アプリやプラグインの開発者にインタビューして、そこから得られた知見や開発者の考えなどを、より楽しくわかりやすい形でお届けする記事を書いてみたいという構想。
つまりは何がしたいのかというと、開発者とユーザーとの距離をもう少し近付けたいということです。これについてはまだそこまで固まってはいませんが、とりあえずの考えをここにお示ししておきたいと思います。
問題と対策案
想像に難くないと思いますが、アプリやプラグインの開発はある程度の「説明」がセット。開発者はプログラムを利用するユーザーのために、必要な情報をREADMEやhelp、ユーザーガイドページといった、いわゆる「説明書」にあたるドキュメントに明記してリリースしています。これは当然といえば当然のことですが、一方でユーザーの皆さんにお聞きしたいのは、
説明書、読みますか?ってこと。
説明書って退屈なんですよね……だから読まずに済ませるか、ひとまず概要だけ拾い読みする。どこかでつまづいたらその時に開き直して、その問題を解決できそうな箇所を検索する。
そこで意味のわからない言葉に出くわしたり、そもそも英語の説明書しか無かったとしたら?
めんどくせぇ……ってなりますよね。当然ながら使うのをやめてしまう人も多いです。この時点で「開発者の義務」である説明書と「ユーザーのニーズ」との間に溝が生まれてしまっているとも言えます。
これはどちらにとっても嬉しくない。僕がアプリ紹介記事を書き始めたのもこういったところにそもそもの理由があるのですが、今回はそれをより小さなプロダクト、個人開発のプログラムに目を向けて、その開発者に直接お話を伺いたいというところにポイントがあります。
開発者にインタビューすることによって、双方にメリットのある紹介記事が生み出せるのではないかということです。
- 開発者目線で言えば、
- より広い層にリーチできる
- 通常の使い方では気付きにくい、便利な機能に目を向けられる
- 説明書では見えてこない、開発者の人物像や思想を伝えられる
- ユーザー目線で言えば、
- 読み物として楽しみながら、新しいプログラムに触れられる
- より深く、信頼性の高い記事が読める
想定される執筆の流れ
記事ができあがるまでの流れはこんな感じになるでしょう。この部分に関してはやってみて固めていくしかないので、開発者さんの方からもご提案いただけると助かります。
- アポ取り
- こちらから、あるいは開発者の方から連絡を取り、インタビューの日程を決める
- TwitterのDMとかブログのフォームとか、連絡手段は複数有り
- 質問テンプレートを作成し、この時点で送信しておければスムーズか
- インタビュー
- TwitterのDMやその他のチャット系、あるいはZoomなどで取材
- 何を使うかはまだまだ検討の余地有り
- インタビューの内容を整形して公開
- 通常の形式の他、読みやすさを重視した対談形式も良いかも
- 公開場所はブログの他、noteやニュースレターも可能性としては有りか
なんか、そんな感じ
はじめはObsidianのプラグインについて取り上げるのが何かとやりやすいかなぁとは思いますが、ゆくゆくは他の分野にも広げていければ楽しいかもしれないと考えております。こういったプロジェクトに賛同していただける方、ご自身が開発したプログラムをより多くの方に使ってほしい方、ぜひご一緒しましょう。
とりあえず最近はこんなこと考えてますって感じで、久々にブログ記事を書いてみました。
さてどこにいこうかしらね。ネットは広大だわ……。