急げ急げ! 2023年も終わってしまうぞ!
結局大晦日までずれ込んだ最終レビュー、いってみよう!
Day21
21日目はあんどーさん。
毎日ボリューミーで学びのある記事を読むばかりでなにも書くことが浮かばずに今日までバタバタと過ごしてしまいました。
と言いつつ、めちゃくちゃボリューミーな記事を書いてくださいました。ありがとうございます。
端的に言うと、内容はともかく、いきなりobsidainに書くな!ということだ。
しかもかなり引きがあるフレーズ持ってるじゃないですか……いいわ。
記事の冒頭部分で
この問いにダイレクトに答えては記事にもならないし、説得力もないだろう。
と書かれていますが、僕はそうは思いません。むしろこれ、最初に持ってきて良かったんじゃないかな?
前段が長いと思われた方は「何を残すべきなのか?」という見出しから読んでいただくと、この記事の面白さに気付けるかもしれません。
Day23
まさかの17000字ぐらいの大作になりましたので長文注意です。
まさかじゃねぇわ。予想してたわw
はい、23日目は江草令さんでございます。
Obsidian Publishというテーマが、僕にはむしろ意外でした。江草さんと言えば少子化、仕事、ベーシックインカムというイメージだったので。
たとえば「Obsidianを活用したブルシット・ジョブとの向き合い方」とか。書きません? 書きませんかそうですか。
この記事ではPublishを始めた経緯に始まり、
- Publishとnoteをどう棲み分けるか
という問題提起から、独自の主張を展開されています。
- Publishはブログやnote、SNSといったタイムライン型とは別の形態 (ネットワーク型) で発信できるツールである
- ネットワーク型は完成度の高さへの強迫観念を抑えられる
- またノートを公開することによって、デジタル・ガーデン的な効果も期待できる
- Wikipediaとも違う。これはあくまで「私」の「ノート」なのだ
そこからさらに
- あれ……もしかしてこれって、発信ですらない?
という揺らぎ。
僕はこの揺らぎこそ江草さんの記事の魅力ではないかなと感じていて、非常にらしさが出ているなと。
僕も延々考えてるんですよね。ブログどうしようかなって。
来年はWordPressじゃなく、noteやSubstackで何か別のことを書き始めてるかもしれませんが、面倒臭がって何もしないかも。あー揺らぐわ。
Day24
24日はKazdonkaiさん。
はい、ラスボスの登場です。
記事を拝見したところ、Obsidian界隈のクリスマス・イヴを見事アカデミック色に染め上げたようで、期待を裏切らない出来でございました。
しかもこれ、前編よ?
濃すぎでしょ。濃すぎ。この投稿が大晦日にずれ込んだのもこの人のせいです (?)
専門用語も多く、もしかしたら難しいと感じる方も多いかもしれません。
ただ21日目の記事にも通じる「知識とはなにか?」という根源的な話題から始まり、PKMの歴史、そして後編では将来への展望と、前後編通して非常に美しい構成。理路整然。さすがとしか言いようがありません。
- 暗黙知ってそういう意味もあるんだ?
- データと情報って実は別々のものなんだ?
など、基礎的な部分でも非常に学びの多い記事でした。
深く語ろうとするととても今年中には間に合わないので、ひとまずこの辺で。
Day25
ラスト25日目は皆さんご存知、tadashi-aikawaさん。自身の構築されたドキュメント管理システムについての話題ですね。
変わったのはObsidian本体やプラグインの使い方、そしてデイリーノート以外のノートに関する暗黙知の形成だと思っています。
えと、すいません。この暗黙知はどっちの暗黙知でしょうか? (早速混乱)
※一般的な方です。「言語化されていない知」ですね。
まずノートを大きくミュータブル (変更可能) とイミュータブル (変更不可) で分類しているのがプログラマらしくて特徴的だなぁと思いながら読んでました。
しかし途中から「考えてみたら記録は変更しないよな」と納得。そういや僕自身、こういう分け方をしようと思えばできるなと。
なるほど。これが暗黙知か。
システム (ルール) 作りに関しては僕も著書で述べましたが、ここまで具体的かつ実用的なひとつの解というのは、早々お目にかかれない貴重なものでしょう。
もしあなたのVaultにまだ明確なシステムが存在していないなら、仮の「とりあえず作ってみたシステム」でもかまいません。構築にチャレンジしてみることをおすすめします。
より重要なのは「なぜそのシステムなのか」を考えること。
このMKMSにも明確な指針が存在していて、箇条書きにするとだいたい3つくらいになるでしょうか。(現時点では深く読み込めていなくて、はっきりとは言えませんが)
それが見えてくると、「じゃあ自分はこうしてみよう」というアプローチが可能になってきます。そういう意味でも、こういった具体例は非常にありがたいですね。
で、最後ちょっとどうでもいいことなんですけど、別記事の表紙に抜擢されたこの子、いるじゃないですか。この子。
すごくObsidianっぽいなと。いいなぁ。僕も何か欲しいなと。
で、誰でも簡単に画像が生成できる Bing Image Creator で試してみました。
「Obsidian を擬人化した姿」で生成っと。
さて、どんな子が来てくれるかな……
いやあの……ダークソウル3のラスボスは求めてないんだ。ごめん。
まぁ、確かにそうね。僕が悪いわ。これは。
プロンプトが抽象的すぎたもんね。そりゃ『王たちの化身』や『アイアンマン』にもなるわ。AIは悪くない。
もう一度やってみよう。
「Obsidian を擬人化した姿 女性 ITっぽさ」で生成と。
さぁこい! イケてる女の子こい!
菩薩じゃねぇか。
ITどこ行った。
総評
はい。まさかの菩薩フィニッシュということで、総評でございます。
いやぁ……どれもこれも濃かったね! 予想をはるかに超える密度で大満足の一ヶ月でした。
僕が今回投稿者として参加しなかったのは、できる限り観測したかったからです。
- Obsidianコミュニティは盛り上がってきたように感じるけれど、実際どうなの?
- 今現在、どれだけの人がどれだけの記事を書ける状況にあるんだろう?
もちろん各所でObsidianに関する記事というのは投稿されています。しかしどうしても観測範囲は限られていて、なかなかこうして一覧できる状況にはありません。
継続的な発信はちょっと……という方も多いはずです。
今回のアドベントカレンダーは、そうした観測範囲外の方々を含め、Obsidianコミュニティの現在を知るという意味でも非常に良い機会となりました。また、
- プラグイン開発者やIT関係者
- 動画投稿や創作、シナリオ作成
- 研究者
など、投稿者のバックグラウンドが垣間見える記事が多かったのも印象的で、僕としては非常に楽しかったです。
お世辞抜きで大成功と言って良いんじゃないでしょうか。 ねぇ?
来年もぜひやりましょう。
ご参加していただいた投稿者の皆さん、そして発起人のtadashi-aikawaさん、まことにありがとうございました!
Advent Calendarも無事終了したということで、最後に2023年の締めといきましょうか。
いつもの年末のあれ、いきますね。
ご準備はよろしいでしょうか?
それでは皆さん、来年も……
よいお年を!
菩薩フィニッシュは予想外だったわさすがに……