Obsidianは日本語の情報が少ない? 確かにそうかも知れません。
でもね…本当にヤバい奴らって、Googleで「obsidian 〇〇」って検索するだけじゃ出てこなかったりするんですよ。いやホントに。
というわけで今回は、僕がObsidian関連で読み漁った記事の中から「こいつマジでヤベぇw」と感じた外部記事をご紹介します。
(一応言っておきますが褒め言葉です)
- これからObsidianを始めたい
- Obsidianのことをもっと深く知りたい
- 先人の活用法を知りたい
あなたがそう思うなら、ぜひ一度読んでみてください。
Obsidianを始める前に読む記事
最初にご紹介するのは、Obsidianを始める前に読んでおきたい記事。細かい使い方は後回しにして、『なぜ今Obsidianなのか?』『デジタルノートのあり方』について少し考えてみましょう。
「もう一つ脳があったら?」を叶えてくれるメモアプリObsidian
僕がObsidianと出会うきっかけとなった、思い出深い記事。当時はまだサードパーティー製プラグインすら実装されていませんでした。
それだけに「素」のObsidianの魅力をいち早く伝えたこの記事は、日本におけるObsidian普及の起点とも呼べるかもしれません。
また執筆者の滝林さんはこの記事以外にも、『メモアプリObsidianマガジン』として15本以上の記事を連載されています。
デジタルノート界隈でブームな「Zettelkasten」とLink Your Thinkingという発展系のフレームワーク
ごりゅご.comでお馴染み、ごりゅごさんのもう一つの顔であるニュースレター。
「Zettelkasten」(ツェッテルカステン) というノート術について分かりやすく解説されています。
このZettelkastenを初めて聞いたという方、Obsidianを使う前にぜひともチェックしていただきたい。
なぜそれほど重要なのか?
理由は単純で、Obsidianそのものが『Zettelkastenのデジタル版』とも言えるアプリだからです。
Zettelkastenを知れば、Obsidianの設計思想が透けて見える。
Evergreen notesについて/仕事を選ぶこと/いかに文化は生まれ、残っていくのか
「エバーグリーンノート」について書かれた記事。こちらの執筆者は書籍『すべてはノートからはじまる』が絶賛発売中の倉下忠憲さん。
このエバーグリーンノートもObsidianと深いつながりのあるキーワードですが、深く知ろうと思うと哲学的でかなり手強い。
最初から理解するのは難しいですが、それでも「古いノートを死蔵させない」というテーマは心に留めておきたいところ。
Obsidian 日本語ヘルプ
Obsidianのマニュアルが英語でしか読めないと思ってる方も多いので、一応掲載。
ちゃんと日本語マニュアルもあります。
Obsidian クイックスタートガイド
日本語ヘルプへのつなぎとして。PDF形式なので、オフライン資料としても使えます。
YouTube動画
番外編として、YouTube動画で見られる資料も掲載しておきます。
とある企業が開催したカンファレンスの1セッションとして行われたプレゼンで、特に「企業がObsidianを導入するメリット」や「基本的な導入方法」についての話題が中心。Obsidianの特徴の1つであるライブプレビューが動画で見られるので、実際の操作感を確認しておきたい方には役立ちます。
Obsidianのことをもっと深く知りたいなら
続いてはObsidianのことをもう少し深く知りたい方向けの記事。特に初心者には分かりにくい機能や用語、プラグインへの理解を助けてくれるでしょう。
Obsidian 日本語コミュニティ
この後にも出てくるPADAoneさんが立ち上げた、Obsidianの非公式日本語コミュニティ。Obsidianの最新情報が日本語で確認できます。
またサードパーティ製プラグインの紹介も有り。英語無理って人もこれで安心。
Obsidianを快適に使うために1か月で行った設定など
タイトルそのままですが、快適な環境を構築するための試行錯誤が垣間見える記事。
デイリーノートからvimrc、CSSスニペットに至るまで一通りのセッティングは、この記事を見れば何となく理解できてしまいます。
それにしても、CSSファイル丸ごと公開するとかホントどうかしてる。
(繰り返しますが褒め言葉です)
Obsidianのフロントマターを理解する
「フロントマター」や「エイリアス」について分かりやすく解説してくれています。
このフロントマター、Obsidianの基本設定に出てくる割に、ほとんどの人は馴染みが無い曲者。
僕も苦労しました。なんせ検索しても英語のページしかヒットしなかったんだもん。
これから始める人は運が良い。なんせこれ読むだけでフロントマターが使えるようになる。ちくしょう…英語しこたま読んだ俺の時間返せ!
【Obsidian】デイリーノートの作成と活用
フロントマターとエイリアスを「Daily notes作成に活用するには?」を実践した記事。
他の機能にも言えることですが、Obsidianはカスタマイズ性が高いが故に正解がよく分からない。
それだけにこうした実践型の記事は、多くの方の参考になるのではないでしょうか。
Obsidian関連 (めモらンだム・ヤード)
どちらかというと中級者向けですが、様々なノウハウが詰まったObsidian関連記事のインデックスページ。
iOSのショートカットや、起こり得るエラーに関しては特に役立つ情報が多いのではないでしょうか。記事数もかなり多いです。
質的研究のためのリサーチ・アプリ活用法
上と同じく、複数の記事がまとめられたnoteマガジンのインデックスページ。
レポートや論文を書く人向けに「リサーチ・アプリ」としてのObsidianやアウトラインに関する、かなり重厚な記事が並んでいます。
Obsidianだけでなく、そもそもの「考え方」や「まとめ方」を考察するのにも良い資料。
番外編: Twitter (#Obsidian部タグ)
シンプルにTwitterなんですが、「Obsidian」で検索すると黒曜石とかゲームとか、様々な関係無いツイートも補足されます。
Obsidianの情報を得たいのであれば、ノートアプリObsidianの日本語情報共有用タグである「#Obsidian部」で検索してみてください。
エラー報告や「試してみた」など、情報発信もこのタグを付けると補足されやすくなります。
プラグイン作っちゃったヤバい人たち
はい。だんだんヤバさが際立ってきまーす。
ほとんどが海外産のObsidian用プラグインですが、日本人にもいるんです。プラグイン自作しちゃう人たちが。
Obsidianでオートコンプリートプラグインを作ってみた
Tadashi Aikawaさん作のオートコンプリート (いわゆるサジェスト機能を強化する) プラグイン。その紹介から開発過程までを網羅した記事。
これはくそヤバい。何がすごいって実装部分のコードが丸裸なのよ。ここまでやっちゃっていいの?
プラグイン作りたいってボンヤリ考えてる人は、とりあえずここから読めばいいと思う。
Obsidian の3つのコアプラグインをカスタマイズした
タイトル通り独特なアプローチからプラグインを作成したqawatakeさん。
Obsidianに備わる基本的な機能である「検索」「コマンドパレット」「Quick Switcher」をアップグレードさせた3種類のプラグインが、製作者の視点から紹介されています。
下は画像やPDFからメタデータを抽出するプラグイン。
Obsidian Self-hosted LiveSyncプラグイン
Obsidianの複数デバイス同期問題に切り込んだプラグイン「Self-hosted LiveSync」を作成したきみのぶさん。これは本当に衝撃的でした。
上は英語で書かれた元ドキュメント、下は日本語版です。
最近の Link/Tag の使い分けと一ヶ月経過後の Obsidian のグラフの様子。
タグに関するプラグイン「2Hop Links Plugin」を作った人。
こちらの記事ではあっさりとですが、自作プラグインとObsidianのタグ、リンクについての考察が紹介されています。
タグ管理派の方、Scrapboxの2ホップリンクが好きな方はぜひ。
Obsidian でファイルを作ったときに自動的にテンプレートを適用するプラグイン
新規ファイル作成時、フロントマターを自動挿入するプラグイン。残念ながらObsidian内でプラグイン検索してもリストアップされないシャイな子。
この方もプラグインの実装部分を公開してくれているので、TypeScript書ける方は一見の価値あり。
というかもうサイト自体がObsidian
最後はObsidianへの愛をこじらせすぎたために、サイト丸ごとObsidian Publishで作っちゃった人たち。
PADAone’s Public Notes
日本で一番Obsidian愛が強いんじゃないかと感じるPADAoneさんのPublish。
Obsidianのプラグイン解説など、役立つコンテンツも多いです。
しかし僕が個人的に見て欲しいのはページの構成やリンクの張り方、ノートの命名方法など。
これぞObsidian。美しさすら感じる。
Minerva
オートコンプリートプラグインの作者でもあるTadashi AikawaさんのPublish。
Obsidianユーザーなら「あーこいつヤバい奴だ」ってのがひと目で分かる。
ただタグのCSSやアウトライナー的使い方は、意外と初心者でも参考になります。
- Obsidianでもフォルダを使って、ある程度整理整頓したい方
- Vimをしっかり触ってみたいけど、よく分からない方
には特におすすめ。Obsidianの利用方法については、こちらの記事でまとめられています。
しおんの知識の庭
Obsidian、Anki、医学生といえばこの人。ブログ、noteなど様々なチャンネルで発信されています。
特に医学生がObsidianをどう使っているのか、具体的な運用方法を調査した「Obsidianギャラリー」は必見。
まだまだある! テーマ別リンク集
Obsidianの様々な活用法が学べるページ。
Obsidian + Anki (SRS)
Obsidian + iOSショートカット
Obsidian + Hugo
Hugoを使ってObsidianのノートを公開したい方へ。