Typoraには様々なショートカットキーが用意されています。表を作るならCtrl+Tとか。便利ですよね。
他にも、例えばサイドバー表示のON/OFFはCtrl+Shift+L。
…
押しにくいんじゃ!
でも諦めることはありません。押しにくいものは押しやすくする、無いものは作る。それがTypora愛。
設定ファイルを開く
ショートカットキーを作るメニューなどはTyporaにはありません。そのため設定ファイルに直接記述する方法をとります。と言うと難しそうに聞こえるかもしれませんが、簡単なので安心してください。
- まずはCtrl+ , で設定画面を開きます。
- 「一般」タブの「高度な設定を開く」をクリック
するとフォルダが開きます。
- 「conf.user.json」という名前のファイルがあればそれを開きます。
無ければテキストファイルをこのフォルダに新規作成し、ファイル名を全く同じにして、後に出てくるコードを丸ごとコピペしてください。コード欄右上の「Copy」を押せばコピーできます。
ファイルを開くと、何やら英語が書かれたテキストファイルが開きます。
/** For advanced users. */
{
"defaultFontFamily": {
"standard": null, //String - Defaults to "Times New Roman".
"serif": null, // String - Defaults to "Times New Roman".
"sansSerif": null, // String - Defaults to "Arial".
"monospace": null // String - Defaults to "Courier New".
},
"autoHideMenuBar": false, //Boolean - Auto hide the menu bar unless the Alt
key is pressed. Default is false.
// Array - Search Service user can access from context menu after a range of text is selected. Each item is formatted as [caption, url]
"searchService": [
["Search with Google", "https://google.com/search?q=%s"]
],
// Custom key binding, which will override the default ones.
"keyBinding": {
// for example:
// "Always on Top": "Ctrl+Shift+P"
},
"monocolorEmoji": false,//default false. Only work for Windows
"autoSaveTimer" : 3, // Deprecidated, Typora will do auto save automatically. default 3 minutes
"maxFetchCountOnFileList": 500,
"flags": [] // default [], append Chrome launch flags, e.g: [["disable-gpu"], ["host-rules", "MAP * 127.0.0.1"]]
}
設定ファイルを編集する
色々と書いてありますが、全てに目を通す必要はありません。注目するのはここ。
"keyBinding"
と書いてあります。つまりここがショートカットキーの設定部分。
最初の波括弧{
から最後の波括弧},
までが設定部分なので、この内側に設定したい機能とキーを書き込んでいきましょう。
まずは発動させる機能です。機能名はメニューバーをクリックしたときに出てくるものをそのまま記載します。例えばサイドバーの表示/非表示を切り替える機能は、
「サイドバー表示切替」です。これを半角のダブルクオート ” の間に入力しましょう。
次に「半角のコロン : 」です。コロンは機能名とショートカットキーを結ぶ「=」のようなものなので、必ず必要になります。
その後に続けて割り当てたいショートカットキーを入力します。ここでも半角のダブルクオートの間に入力です。今回はこの機能を「Alt+1」に割り当てたいと思います。
こんな感じで入力できましたか?
ならOK。このファイルを上書き保存して、Typoraを再起動します。
ショートカットキーの動作確認
では動作確認していきましょう。設定したショートカットキーを押して、サイドバーの表示/非表示が切り替われば問題ありません。
動作しない場合は一度メニューバーを確認してみてください。
正しく設定されているなら、このように新たなショートカットキーが表示されます。逆に表示されていなければどこかが間違っているはずです。
- ファイル名は「conf.user.json」で間違いないか
- 「”keyBinding”: {…},」の波括弧の内側に記述しているか
- 機能やショートカットキーは「”」で囲まれているか、またその間に「:」が入っているか
- 機能の指定部分の文字が間違っていないか (“サイドバーの表示切替”:などは× )
- ファイルの保存、Typoraの再起動はしているか
こういった部分を確認してみてください。