僕のデイリーノートって、今はすごくシンプルなんですよ。本で紹介したように、
- やること
- やったこと
- メモ
を書くくらいで、そうシステマチックでもありません。
そうなると、やっぱり気になるのは「他人のデイリーノート」です。
今回は「みんなどんなふうにデイリーノート使ってるの?」という素朴な疑問を起点に、いくつかの記事を参照しながら、
- デイリーノートに何を書くのか
- どういう使い方が考えられるのか
を再考してみようと思います。
がんばらないObsidianノート術
検索して一番最初に到達したのがこの記事。
がんばらなくて良いのは嬉しいですね。早速目次を確認してみましょう。
めちゃくちゃがんばっとるやないか。
僕も一瞬そう思いました。しかしそれは凡人の考え方。
この長い旅路は、ほとんどが「準備」に割かれているのがお分かりでしょうか。
上級者ともなると、頑張らないために頑張るのは当然。
つまりここまでの作業は努力ではありません。ただの「準備」です。
準備はノーカン。覚えておきましょう。
使い方のポイント
準備が終わった記事後半から「何を書くか」という話に入っていきますね。
Obsidian Memosを使って思考ログや「何がありどういう気持ちになった」というメモを残して置くと、その日の終わりにメタ認知がしやすくなります。
カレンダービューからデイリーノートを開き、デイリーノートに直接ノートを取っていく部分です。
メモではなくノートなので、なにかを考える時に使ったり、調べ物をしていてまとまった情報としてノートに残しておきたいときはこちらに記載していきます。
(中略)
その際に注意してほしいのが、見出しで区切るということです。
一日の活動メモから俯瞰して一日の終わりに日記を書いてみましょう。
たとえば、「〇〇が楽しかった」とか「✗✗がきつかった」とか「自分は△△に向いてそうだった」とかの視点で日記を通してふりかえることができれば、自分の中で自己理解にも繋がりますし、リフレクションという意味でも学びが深まります。まさに「書くこと」で学びが深まるということです。
後半のポイントとしては、
- メモ/ノート/日記の3種類でとりあえずやってみろ
- メタ認知!
- メモにはObsidian Memosが便利
といったところでしょうか。ちなみにMemosは別ウインドウで開いたりペインに配置すると、どのノートを開いていてもメモできるので便利。
書いた内容はデイリーノートにリストとして追記されます。(追記される箇所は【設定 > Obsidian Memos > Insert after heading】などで指定可能)
これ以降も記事は続きますが、さすがに擁護できないほどがんばっちゃってる気がするので、ここまでにしておきます。
【Obsidian】デイリーログってなんですか【始めてみた】|みてい
「もうちょっと頑張らなくていいやつが欲しい」という方にはこちら。
合言葉は「意識は低く、アンテナは高く」です。
こりゃ期待できそうだ。
使い方のポイント
「初日はこんな感じ」として紹介されていたのが、この書き方ですね。
うん。もうちょい頑張ろうか。
おじさんの期待、軽々超えられたわ。
でも最初はこんなんで良いと思うんですよ全然。
タグを半角スラッシュで階層化しているというのがポイントですね。タグペインで見るとこんな感じ。
ちなみに#Daily/2023/09
とすると3階層になります。
月を年の前に持ってきて、年を跨いだ各月のノートを参照したりと色々アレンジできそう。
まぁこれだとさすがにシンプルすぎたのか、そこから1週間経つとこのように変化したそうです。
前後の日付へのリンクや見出しが追加されて、メモは箇条書きに。
正統進化という感じでしょうか。
あ、あと
ページ上部のリンクや埋め込みなんかは、以下の記事や書籍を参考にさせてもらいました。
の欄に僕の名前は無かったので、彼の高いアンテナに僕からの電波は受信されなかったようです。
継続するためにも、意識は低く、アンテナは高く。やっていきましょう。
精進します。
Obsidianのデイリーノート設定 | penchi.jp
もうちょっと進んだデイリーノートに取り組んでみたい方はこちらも。
書かれたのが2022年4月なので、Properties実装前の記事ですね。ただそのエッセンスは十分通用するでしょう。
書き方のポイント
彼が記入していたのはこういったデータだそう。
- 日付・・・自動入力
- ノートを作った日時と天気・気温・・・日時は自動入力でその他はノート作成時にメモします
- ToDo・・・その日のメインタスク
- Diary・・・やったことや出来事などを簡単に記入します
- Memo・・・思いついたことや忘れてはいけないことなどを記入します
- tags・・・検索に使用するタグを自動入力
これを少し現在の環境に合わせてアップデートし、作成したデイリーノートがこちらです。
Propertiesではデータ型を設定しておくと、後々データを利用しやすくなります。本文の構成は最初の記事に近いかな。
あとすいません、全然関係ないんですけど……
寒いよ。
そら著者も寒いって書くわ。何しろ4月で5℃っていったらカナダのバンクーバーくらいだし。
Obsidianでデイリーログをつけてみる|愚はらお
Properties、もうちょっと何か無いかなーと思って見つけた記事がこれ。
こんばんは原です。
はい、こんばんは。
書き方のポイント
彼がメタデータとして書き込んでいるのは、こんな項目。
- お金の出費と詳細
- 作業どんくらい進んだか
- 朝夜の薬飲んだか~とか、サプリ飲んだか~的な記録
なるほど。とりあえずこれもちょっとアレンジして、Propertiesに加えときますか。
うん。こういうのもいいんじゃない?
ここで終わろうかと思ってたんですが、ちょっと引っかかる部分があったのでご紹介しておきます。
Propertiesではなく「本文に何を書くか」という部分ですね。
行動が迷走しがちな人間なので、「お前はこうやってこうしろ!!」みたいな文章を書いてます
ちょっと具体例が挙げられていなかったので推測になりますが、こんな感じなんでしょうか。
「マルハチサンマル、お前は朝の薬を飲み、ヒトマルマルマル、渋谷駅に集合しろ!」
いきなり体育会系きました。
しかもその後示されている例では、15分刻みのスケジュールがびっしり入力されています。
集められた情報を総合すると、どうやら彼は軍、もしくは別班の関係者のようです。
お知り合いの方は、背後から撃たれないよう気をつけてください。もし危険を感じた際は「お前が……VIVANT (ヴィヴァン) か?」と謎の言葉を残しましょう。
見直しを兼ねてObsidianのテンプレートを記録しておこう:デイリーノート編2023年夏(なとぅ)|a-natsuki
もっとだ! もっとデータを! という猛者におすすめしたいのがこちらの記事。
掲載されているのは改良後のテンプレートらしいので、改良前が見たい方は記事にアクセスしてみてください。
書き方のポイント
natsukiさんがPropertiesに記入しているのは、こんな項目たち。
- title:テンプレーターで自動で入れる。「2023年04月04日(火)」みたいに日付と曜日が入る。
- date:作成日が入る。プロパティ書式の変更に従って「YYYY-MM-DD」へ
- tags:デイリーには「Daily」と「Daily/Holiday」を入れてる。
- AutoNoteMover :AutoNoteMoverで動かされると困るので、「disable」を入れてる。
- USDJPY、TWDJPY:仕事でよく見るドルと台湾ドルの為替をプロパティから直接手入力
- Weather: 天気を複数回答可で入力。プロパティから直接入力
為替をデイリーに入力するってのは、確かにアリかもしれないですね。
テンプレートは……
テメェふざけんなよww
なんだこの暗号みたいなテンプレートw
あ……
もしかして……VIVANTか? (お気に入り)
コレで一旦落ち着くかなぁ…(・ω・)つ旦
落ち着かねぇわ。逆にザワザワしてんのこっちは!
Obsidianの使い方を再考してみた|penchi
えーめっちゃ大変じゃん……デイリーノート使いこなせるのって特殊部隊だけかよー。
と絶望していた僕に、救いを差し伸べてくれたのがこの記事。
大きなポイントは デイリーノートは使わない という選択です。
え、いいんすか? 嫌なことから逃げていいんすか!?
デイリーノートは引き続き活用しますが、ツールを変更し Craft のデイリーノート機能を使うことにしました。
どうやらデータ同期で不具合が起こり、その原因の多くがデイリーノートだったために、デイリーを切り捨てて別アプリでやるという結論に達した模様。
まぁ人によって切り捨てる原因は色々あると思いますが、これは真面目にアリです。
ストレスの原因となる箇所だけ取り除いて、それ以外の部分をObsidianに任せると。
管理職かな? 彼。
Obsidian へ Fleeting Notes を紡ぐ|しょっさん
とはいえ、書いたものはObsidianで確認したいってニーズも無視できない。
そこで「Obsidianと同期できる外部アプリを使おう」というアプローチがこちら。
こんな課題を解決するものはないのかと英語で検索してみたら、ふいに見つけてしまったんです。その名も"Fleeting Notes" 。そのままやんけ。
- アプリやブラウザから書き込める
- データはプラグインで同期できる
- 同期したデータはDataviewで表示できる
なので、出先でちょっと思いついた時や、お風呂場でもさくっといけます。
すいません、僕は風呂場では書きません。
書きませんが、これもひとつの解決案としては良いんじゃないでしょうか。ちょっと試してみよう。
今回のまとめ
- 頑張らないと言いつつ、頑張るのが日本人の美徳
- 本気で頑張らない見本も、たまには必要
- 日本語の記事を探してたらカナダ人が紛れ込んでた
- 軍 (もしくは別班) 関係者も紛れ込んでた
- しかも2名
- 「危険因子は直ちに排除せよ」という過激派管理職も捕捉
- 風呂場でもメモするのが、成功者になるための秘訣
みんな色々考えてて楽しかったです。