機能
Obsidianの折りたたみ機能を拡張する。
前提
見出しやリストを折りたたむ機能は、Obsidian標準機能として備わっている。
ただしそれはあくまで「できる」というだけであって、決して高機能なものではない。
たとえばあらかじめ選択した見出しのみを折りたたみたい場合などは、このプラグインが便利。
使い方
基本的でありながら特徴的な使い方として、コマンド【Toggle crease】を紹介しよう。
"crease (クリース)"には「折り目」という意味がある。
このコマンドを実行すると、現在のセクション(たとえば見出しやリスト)に折り目を付ける。
折り目が付いた箇所にはTシャツのようなアイコンが表示される。
この折り目が付いた項目をまとめて折りたたむのが、コマンド【Fold along crease】。
見出しが分かれていても、このアイコンが付いたセックションは無条件で折りたたまれる。
コマンド
creaseに関するコマンド
【Toggle crease】
そのセクションにCreaseを付ける/外す。
【Fold along crease】
全てのcreaseを折りたたむ。
【Iron out the creases】
全ての折り目を削除する。「アイロンをかけてシワを伸ばす」とわざわざ表現されているあたり、作者のこだわりを感じるところ。creaseのアイコンがTシャツなのもそのためか。
それを踏まえると、最初に説明した「折り目」は「シワ」と訳した方が良かったかもしれない。しかしシワをつけるというのは、あの時点ではあまりふさわしくない気がする。ここら辺の折り合いをどうつけるかは、今後の課題として残しておこう。
見出しに関するコマンド
【Toggle fold for H…】
見出しレベルを指定して折りたたむ。
【Increase heading fold level】
折りたたむ見出しレベルを1上げる。そう聞いて「H3まで折りたたんでいた場合、H2まで折りたたまれる」のかと思ったが、実は逆。
このコマンドで、折りたたんでいる見出しを1レベルずつ開く。
【Decrease heading fold level】
折りたたむ見出しレベルを1下げる。そう聞いて(略)