Keychronキーボード購入ガイド – 最適モデルの選び方

前回の記事では僕が以前購入したKeychron K8の紹介と、メカニカルキーボードの魅力についてお話しました。

Keychron K8 インプレッション - 上質の条件とは
Keychronのキーボードは一言で言えば値段の割に「上質な」キーボードです。今回はそのK8モデルの詳しい紹介と、メカニカルキーボードの魅力についてお話します。

しかしいざKeychronの直販サイトでキーボードを買おうとすると、そこにはある障壁が立ちはだかります。

モデル多すぎ。しかも型番だけでは何がどう違うのか判断できない。

そこで今回はこれらのモデルの違いと、選択可能なオプションについてお話しようと思います。この記事を読み終わる頃には、あなたにピッタリの一台が見つかるはずです。

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購入前の注意点

まず購入前に知っておきたいKeychron、あるいはメカニカルキーボードの仕様を軽くチェックしておきましょう。この点が妥協できなければ、そもそもKeychronは候補から外れます。

日本語配列が存在しない

残念ながらKeychronのキーボードには、日本語配列は存在しません。選択できる配列は以下の4種類。

  • US配列 (アメリカ仕様)
  • UK配列 (イギリス仕様)
  • German配列 (ドイツ仕様)
  • Nordic配列 (北欧仕様)

しかもUS配列以外は対応モデルが限られるので、実質ほぼUS配列のみとなります。

静音性はメンブレンのほうが上

メカニカルキーボードは、静音性ではメンブレンキーボードに劣ります。職場など静かな環境で使うならメンブレンの方が有利です。

静音性を重視した『静音赤軸』というスイッチもありますが、Keychron直販サイトでは選択不可。どうしても静音赤軸が欲しい場合はキースイッチを別途購入して交換する必要があります。

Keychronキーボードのモデル比較

次に今回のメインであるモデル比較。ポイントは『レイアウト』と『ホットスワップオプションの有無』、そして『通常タイプかロープロファイル(薄型キーボード) か』です。

モデル名レイアウト横幅その他の特徴
K1FULL (104キー)
テンキーレス (87キー)
435mm(FULL)
355mm(テンキーレス)
ロープロファイル
ホットスワップ非対応
K275% (84キー)313mmホットスワップ非対応
キースイッチ選択不可
K2
Hot-swappable
75%313mmホットスワップ対応
キースイッチ選択不可
K375%306mmロープロファイル
軸の選択肢が多い
K496% (100キー)371mm
K665% (68キー)313mmLK Opticalスイッチ選択可
K8テンキーレス355mmKeychron Optical
K1260% (61キー)記載無し
C1テンキーレス (87キー)記載無し有線接続のみ
C2FULL記載無し有線接続のみ
ISOモデルに準ずるUS配列以外の配列

この後レイアウトについて詳しく解説していくので、ご自身でどのレイアウトのキーボードが欲しいのか、上の表と合わせて一度考えてみてください。自ずと選ぶべきモデルが絞られてくるはずです。

FULLレイアウトとテンキーレス

最もメジャーなレイアウトであるFULLとテンキーレス。従来の104キーからScLKPauseを撤廃し、代わりにSiri/Cortana呼び出しキー、LED設定キーを配置したのがFULL、そこからテンキーを省いただけのレイアウトがテンキーレスです。

FULLレイアウトはK1とC2、テンキーレスモデルはK1とK8、C1で採用。

(このセクションの画像は全てKeychron直販サイトより)

この中でK1モデルはロープロファイル。キースイッチもそれに合わせて薄型の特殊形状になるので、通常のキースイッチには交換できず、またホットスワップにも非対応となっています。

96%レイアウト

FULLレイアウトからテンキーを残したまま、InsertPrint Screenなど一部の特殊キーを省略し、キー同士の間を詰めることで省スペース化したのが96%レイアウト。FULLに比べ、横幅が約6cm短くなります。

採用モデルはK4のみ。

75%レイアウト

96%を基準に、テンキーを省いた上で右端部分にHomeEndなどを配置したレイアウト。一般的なモバイルノートPCのレイアウトに最も近いですが、Enterが右端ではないという点に注意。

採用モデルはK2とK3。K3はロープロファイルです。

65%レイアウト

K6に採用される65%レイアウト。パッと見た感じ75%にも見えますが、ファンクションキーが丸ごと省略され、縦に一列短いのが最大の特徴。

その分Fnが2つ用意されているので、ファンクションキーやマルチメディア機能を使う場合はこのキーと数字キーを組み合わせることになります。

60%レイアウト

65%からさらに矢印キーや右端のキーを省略すると60%レイアウトに。

極限までキーを削ぎ落とし、モバイル用途まで意識したモデルと言えます。このレイアウトはK12で採用。

基準は75%以上

Keychronには以上6種類のレイアウトが存在しますが、あくまで据え置きや施設内移動のみを考えるなら、ファンクションキーを搭載した75%以上のレイアウトを選ぶのが無難でしょう。その上で、

  • テンキー付きの通常モデルならK4、薄型ならK1
  • テンキー無しの通常モデルならK2かK8。薄型ならK1かK3
  • 有線接続のみでコストを抑えるならテンキー無しのC1か、テンキー付きのC2

これが基本的な選択基準になります。(ただK4は若干特殊なレイアウトなので注意してください)
現在のところユーザー数が多いのはK8か、より省スペースなK2といった印象。

購入時のオプション

希望のレイアウトが決まれば、あとはオプション選択です。ここでは特に、

  • LEDカラーとフレームの素材
  • キースイッチとホットスワップ
  • キースイッチの軸

について見ていきましょう。

LEDカラーと素材

LEDは白単色かマルチカラーから選択可能。フレームの素材はプラスチックとアルミニウムがありますが、アルミニウムは基本的にマルチカラーでしか選択できません
それぞれ10ドルずつ価格がアップするので、アルミニウム素材はプラスチック素材単色LEDより20ドルお高くなります。

キースイッチとホットスワップ

モデルによってはキースイッチにも複数の選択肢が用意されています。最も一般的なものはGateronのメカニカルスイッチです。

  • Gateron
    • 通常のメカニカルスイッチ。Cherry MXスイッチなどと互換性がある
    • ホットスワップ非対応のモデルもあるので要確認
  • Keychron Optical
    • Keychron独自の光学スイッチ。Keychron製のスイッチと互換性がある
    • ホットスワップ対応
  • LK Optical
    • LK(ライトストライク) 光学スイッチ
    • ホットスワップ対応

光学スイッチはメカニカルスイッチと異なり物理的な接点が無く、反応速度や寿命に優れたキースイッチです。詳しくはLKスイッチの開発元サイトで分かりやすく解説されているので、そちらをご覧ください。

Bloody – Raul trading

ゲーム用途など反応速度にこだわりがある方は、光学スイッチを選択してみるのも面白いかもしれません。

軸の種類

メカニカルキーボードのキースイッチは、軸によって打鍵感やサウンド、キーを押し込む重さが異なります。
多くのモデルでは赤軸、青軸、茶軸の3種類から選択可能。しかし将来的にはより多くの軸から選べるようになる可能性もあるので、主要な軸とその特徴を表にまとめておきます。

表はGateronの軸を基準にしています。メーカーによっては同じ色でも実際のキャラクターは異なる場合があるので、適時確認しましょう。

軸の色タイプ特徴
赤軸 (Red)リニアカチカチ音が無く軽め
青軸 (Blue)クリッキー打鍵感があり、カチカチ音が大きい
茶軸 (Brown)タクタイルリニアとクリッキーの中間
静音赤軸 (Silent Red)リニア静音タイプの赤軸
黄軸 (Yellow)リニア赤軸より若干重い
緑軸 (Green)クリッキー青軸より重い
黒軸 (Black)リニア黄軸より若干重い
クリア軸 (Clear)リニア赤軸より軽い

まとめ

さて、あなたに最も合うキーボードは見つかったでしょうか? ということで今回のまとめです。

  • 一般的で使いやすいレイアウトはFULL~75%まで
  • 通常タイプとロープロファイルでは、製品の厚みが違う
    • 通常タイプの場合、パームレストはほぼ必須
  • 汎用性が高いキースイッチはGateronメカニカルだが、光学式は反応速度や寿命に優れる
  • 軸の色は好みや環境で決める
    • ゲーム実況やボイスチャットする機会が多い → 音がマイクに入りにくい赤軸
    • カチカチいう高音が好き → 青軸
    • カチカチ音はあった方がいい、でも音は抑えめがいい → 茶軸

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