[Notion]データベースとWikiページを共存させる方法

前回までは主にデータベースを使ってNotionの魅力をお伝えしてきました。

しかしデータベースでは不便な場面もあります。今回はデータベースの制限と、Wikiページとデータベースを共存させる方法(インライン要素やリンク)について考えていきましょう。

データベースの制限

データベースは一覧性に優れ、ビューをカスタマイズできるという大きな利点がありますが、何でもできるかと言うと残念ながらそうではありません。
ページをデータベースとして設定した瞬間、以下のような機能は失われてしまいます。

自由にブロックを配置する

データベースはその枠の外にブロックを配置できません。唯一許されているのは補足説明などを入力するための「Description」です。

このDescription、リンクを張ったり文字色や背景色を変更することはできますが、カラム分けなどは不可能。

データベースに含める

さらにデータベースは、他のデータベースに含めることができません。

このように、ある程度の自由度と引き換えに便利な機能を提供するのがデータベースです。

ではWikiの自由度とデータベースの利便性、2つを共存させるにはどうすれば良いでしょうか?

インライン要素としてのデータベース

まず考えられるのはインライン要素としてデータベースを扱う方法。
Wikiページの子ページとしてデータベースを設定することで、自由度を保ちつつ同ページ内でデータベースを閲覧できます。

新規にインライン要素を作成する

新しくインラインのデータベースを作成するには、Wikiページ内で半角スラッシュ(/)を打ち込み、続けて「data」と入力します。

作成可能なデータベースがリスト化されて出てくるので、その中から「〇〇 – inline」を選びましょう。ここではTableを選択。

データベースのテーブルが作成できます。このテーブルはWikiページの1ブロックですが、同時に1つのページでもあるということに注意してください。

データベースの名前を変更すると、追加された子ページの名前も変更されます。

既存のデータベースをWikiページにドラッグ

次に既存のデータベースをインライン要素として設定します。操作的にはデータベースのページをWikiにドラッグするだけです。

データベースはWikiの子ページとなり、意味的には上記と全く同じ構成になります。しかしこの場合、データベースが自動的に展開されることはありません。

クリックしなくてもデータを参照できるよう、データベースを展開しましょう。ブロックのメニューを開き、「Turn into inline」を選択すると、

データベースがインライン要素として展開されます。

Wikiページからデータベースへリンクする

Wikiからデータベースを参照するには子ページにするしか無いのかと言うと、そうでもありません。今度は全く別の場所にあるデータベースを参照してみましょう。

他のページへリンク

データベースに限らず、他のページへリンクを張る方法は3つありますが、まずは半角で[[と打ち込んでみてください。キーボードだと{の位置を2回連打です。

既存ページへのリンクならそのまま検索。ちなみに新しくページを作成してリンクするなら、

  • 現在のページに子ページを作る → 「Add new sub-page」
  • 他のページに子ページを作る → 「Add new page in…」

を選択してください。

今回は先ほど作成したデータベースを検索します。

検索ワードを含むページやブロックがリストアップされます。データベースを選択すると、

リンクが追加されました。なお外部のデータベースは、子ページのように展開はできないので注意してください。

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