マウスジェスチャーは確かに便利です。しかし「右クリックしながらマウスを動かす」という動作だけでは、すぐに限界が来ます。
数多くの機能をジェスチャーだけで実装しようとすると、しまいにはこんなジェスチャーしか空きが無いなんてことにもなりかねません。
こんな事にならないためにも、「画面端」ジェスチャーを活用することをおすすめします。
画面端ジェスチャーを作成する
それでは実際に画面端ジェスチャーを設定してみましょう。
ジェスチャー作成
- 設定画面を開き、「ジェスチャー」タブに移動します
- +ボタンで新しいジェスチャーを作成します
- 名称をお好みで決めて「変更」をクリック
新しい空のジェスチャーが登録されます。
画面端トリガの追加
この状態でそのまま画面中央、「トリガ操作の追加」ボタンをクリックすると、メニューが新たに表示されます。
メニューの「画面端接触認識」を選択して、好きな場所を選択しましょう。
ここではまだ、実際に使う動作を決定しません。新しいトリガを登録するだけなので、複数登録したい場合は、この操作を何度か繰り返してください。
今回は画面の左上角を追加してみます。
「トリガ操作」の欄に「画面左上角に接触」という動作が追加されます。
トリガをジェスチャーに登録
- 追加された動作をダブルクリック
- テキストボックスにコマンドが表示されるので、「追加」をクリック
これで「画面左上角にマウスを移動する」というジェスチャーが登録されました。
移動以外の動作を必要としない場合はこれでOK。「メイン」タブに移動します。
ジェスチャーを追加してアクションを編集する
ジェスチャーの追加
メインページ右側に表示されている「追加」をクリックすると、作成済みジェスチャー一覧が表示されます。先ほど作ったジェスチャーを選択して、リストに追加しましょう。
アクションの編集
続いてアクションの編集。今回は少しだけコードを書いてみます。
新しいジェスチャーを選択して、「アクションスクリプト」欄を以下のように書き換えます(コピペでもかまいません)。他に割り当てたいアクションがある場合は、その動作を入力してください。
;タブを閉じてGoogleを開く
Send, ^w
Run, https://www.google.com/
最後に「更新」ボタンでアクションを決定です。
これでMouseGestureLの設定は全て完了。「OK」を押して設定画面を閉じます。
画面端ジェスチャーを試す
では画面端ジェスチャーのテストです。今回のサンプルでは画面左上角にマウスを移動することで、「ボスが来たボタン」が発動します。
例えばあなたが職場で、何らかのいかがわしい画像を見ていたとしましょう。
けしからんですね。そこへ上司がやってきました。ヤバい!
そんなときには、豪速球でマウスを画面左上角まで移動します。
何も考える必要はありません。とにかく素早く行動しましょう。
すると今まで閲覧していたタブは閉じられ、代わりにGoogleのサイトが開きます。
こんな感じでクリックもキー操作も不要、マウスの移動のみでアクションを発生させられます。もちろんキーやクリックと組み合わせたジェスチャーを作ることも可能なので、ぜひ一度お試しあれ。